ワクチン接種と副反応(あくまで僕の場合)
先週、やっと2回目のワクチン接種が終わったのだけれども、最近の報道を見ていると2回接種でも万全とは言い難い(ちなみにファイザー)。もちろん、感染時の容態の悪化軽減は期待できるのだろうが、変異ウィルスが次々に出てくる今後を考えると少々憂鬱にもなる。
さて、せっかくワクチンを接種したので、どんな様子だったかちょっと書いてみよう。
申し込み
接種券は比較的早く届いた。これは、家族が積極的に市のホームページを見続け、早々の対応をした結果だろう。もし、何もしないで待っていたら、未だに1回目もままならなかったかも知れない。まあそれは、家族が基礎疾患を持っていて、早めに申請をできることが分かっていたこともある。ある意味、幸運だったとも言えるのだろう。
ワクチン接種
今回は市の大規模接種会場での接種だった。これは、当初は近隣の病院で実施しようと思っていたのだけれど、とにかく予約が取れない。何かの冗談かと思うくらいすぐに定員数が埋まってしまっていて、一ヶ月先まで満員状態だった。で、調べてみたところ、市の大規模接種会場が意外にも空いていることを発見した。
僕は足腰が悪いこともあって、できれば同じ日に接種したいと考えていたが、これもアッサリと予約が完了した。「ツイていた」ということだろう。これを読んで未接種の方がいたら、他にも方法がないか探してみることをお勧めしたい。
接種そのものは、既にルーチンが確立していて、入場から問診、接種してその後に15分の待機という順番だが、ほぼ待ち時間もなく、とてもスムーズだった。これは密状態を避けることもあって、予約数の調整をしたいたことが想像できる。大規模接種会場のメリットはこれもあるのじゃないだろうか。スタッフの誘導もとてもスムーズでこれはとても感謝している部分だ。
1回目の副反応
1回目の副反応は、僕も家族も同じで、当日の夕方から翌日の午前中まで腕が痛かったくらい。最初はビクついていたんだが、呆気ないほど何も無かった。発熱も吐き気もなく、重篤な状態は無縁。
2回目の副反応
こちらは僕と家族では大きく違った。なんとなく倦怠感が続いたのは5日くらい。これが長いのか短いのかは分からないが、思っていたよりはキツかった。ただ、僕は発熱が続いて、38度を超す発熱が2日間、平熱に戻ったのが6日目だ。吐き気こそなかったが、倦怠感と発熱による身体の痛みがあって、3日目くらいにはちょっと不安になった。ネットでは様々な噂話に溢れていて、2週間続いたとか、その上亡くなったなんてのを読んだりすると結構怖かった。実家の年老いた母はつい最近までこの副反応が怖くて接種を延ばしていたのだけれど、兄や周囲の人から押し切られる形で接種することになった。ちなみに、もう80歳だが、まだ2回目を接種していない。
とりあえず接種を終わってみて
ホッとした・・というとウソになる。なにせ変異が多くて都心近くに住んでいる身としては、まったく安心できない。最初はワクチン接種は安心材料になると思ってもいたし、これで次は帰省できると考えていたが、それはちょっと軽率な考えだったかも知れない。年老いた母のことを考えると帰省はしたい。でも、帰省したことで、母やその周囲に危険を及ぼすことになったら後悔しても仕切れないだろう。兄も基礎疾患を持っていて、感染には非常にナーバスになっている。それでも僕のようにリモートワークができるような業種でもない。僕の今の不安のうち、半分以上は母と兄に向けられていると言っていい。
最近では各ワクチンのどれが良いとか悪いとか、亜種が出たらどうなるとか様々な情報が先行していて、これから3度目を打つのか、それともカクテル療法とかになるのか見当もつかない。ただ、ひとつ言えることは、自ら防衛する気で行動しないと、結局悪い結果を招きかねないということだろう。くれぐれも軽挙妄動は慎むべきだろう。しかも、今回は自分だけ気を付けていてもダメだ。周囲が皆で警戒を怠らないことが重要になってくるのは周知なことだろう。
今後どうなっていくのか。今はまだ先が見えないというのが実感だ。ワクチンとは関係ないが、ここのところの自然災害の頻発も含めて、多くの危機が訪れつつあることを実感せざるを得ない。ある意味、「気を付けてどうにかなるものではない」という気もする。陳腐な言葉かも知れないが、毎日を慎ましくもその中で楽しみをみつけ、過ごしていくしかないのが現状なんだろうな・・と今回のワクチン接種後につくづく感じた。