自宅から紙の書類を無くそう(ドキュメントスキャナ: EPSON DS-530)
以前にも書いたように、僕は肌が弱くて紙を長い時間触っていられない。小説などを読んでいると水分を取られるのか、アレルギー反応なのかは分からないが手がボロボロになって皮が剝けて酷い有様になる。
ということで、以前から考えていたドキュメントスキャナを買ってみた。
選択したのはこれ。「EPSON DS-530」だ。この上位機種にはWi-Fiモデルもあるのだが、基本的にMacに接続して使うウチでは必要無い。家電量販店で実機を見て、店員に色々と尋ねると、とにかく他のお客様が購入されるのは「ScanSnap iX500」だそうだ。確かにScanSnapシリーズは以前からの実績もあるし、調べて見ると設定が細かくて機能的にも充実している。だが、個人的に優先したいのは「画質」と「スピード」と「耐久性」だ。この中で「画質」は細かく設定できるiX500の方が有利なようにも思う。実際に量販店のその場で試して・・と思ったが、それはできなかった。ただ、ネットでの評判を探すとiX500の評判はたくさんあって、良い点もイマイチな点もそれなりに分かる。DS-530はとにかく評判が少ないのだが、数少ない比較評価(あくまで個人的な)を見ると、モノクロ主体の僕の使いかただとDS-530の方が良いと思えた。
「耐久性」については、現在の機器は甲乙付けがたいだろうと予想できる。そもそもEPSONにはプリンタの技術がある。ドキュメントスキャナとしてScanSnapの実績もあることを考えれば、どちらが良いかは実際にその人の環境で長期で使ってみないと分からないだろう。ちなみに、会社では「Canon DR-C225W」を使ってるが、これも悪く無い。そう考えるとこのポイントは差が無いと結論づけた。
さて、問題は「スピード」だけれど、カタログ値ではDS-530の圧勝だ。結局ここがポイントになった。iX500は25枚/分、DS-530は35枚/分。会社のC225Wは25枚/分。数枚の資料ならどちらも大差無いのは会社で使っていて実感しているが、今回は大量の書籍や資料を電子化する。つまり、「スピード」はとても重要な要素だ。このスピードの中には一度にシートフィーダーに載せられる搭載容量も重要になる。こちらは両方とも50枚で差が無い。
で、とりあえずテストしてみた。まずはネットからドライバやらユーティリティのインストール。もちろんCD-ROMも付属しているが、得てしてこの手のものはメーカーサイト上のものの方がバージョンが新しい。探してみるとファームウェアも新しいものが出ていたので、そちらも更新。
解像度はモノクロだと1200dpiまで設定があるが、テストは普通のモノクロの資料なので600dpiで充分だろう。設定を変更させる。初期値は300dpiだ。
さて、これでスキャンしてみたが・・僕のディスプレイだと思ったよりちょっと白っぽい感じに見えた。設定ではモノクロを設定してあるが、少しグレースケールが掛かったような雰囲気だ。後から考えると、これ、単にMacのディスプレイ上で見てるからじゃないかなぁ・・とも思える。ちなみに、JPEGでもスキャンできるが、そちらでもプレビュー表示では差があるものの、拡大するとそうでもない。こちらは別の機会にカラー原稿でも試してみようと思う。
しかし、実際に拡大してみると、そうでもない。上の画像は圧縮してあるのでちょっと明瞭度が足りないかも知れないが、実際にはかなりハッキリしている。
ただ、設定には「文字くっきり」という設定があるので、これも試してみることにした。
これでスキャンしてみると、パッと見でも文字がクッキリしているのが分かるのだが、実際に拡大してみるとやっぱり思ったよりも大きな差はないようにも見えた。実際にはiPadで閲覧するのだが、iPadだとどっちでも充分な感じではある・・というか、進歩は著しいなぁ・・と実感するレベルの高品質さ。むしろ、僕自身が年を取ったせいか?と思えた。
うーん、ブログに掲載するために、画像にモザイクを掛けた時点で画像が滲んじゃうなぁ・・。orz
実際には少しだけくっきり度が増した感じ。だが、最初の設定でも充分満足できるものだ。これを印刷してみると、間違いなく「文字くっきり」が実感できるが、最初の原稿に近いのはdefaultの設定の方だ。
とりあえずテストは良好。後は実際に書籍や資料に取りかかろうと思うが、それは後日。ちなみに、今の時点で問題かもなぁ・・と思えるのは書籍の場合の余白カットだろうか。Macのプレビューアプリでも指定範囲内でカットできるので、まずはそれを試してみようかと思う。それと、実際に大量の書籍の裁断。こちらは別の機会にでも紹介しよう。
あぁ、そうだ。忘れてた。こちらのDS-530、価格がお安いのでお財布に優しい・・ってのも重要な要素でもありました、はい。ではこんなところで。