南瓜の馬車 〜いいわけでも許して〜

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Fido X5 2ndの同軸デジタルでDSDを試してみた

基本的に音楽はポータブルで聴くことが多い。それは世間との隔絶によって自身のストレスを下げるためのものでもあるってことが多いけれど、家だと音量をあまり大きくできないってのもある。まあ、映画の時はそれなりな音量で鳴らしているけど。(^_^;)

 

で、先日買ったFiio X5 2ndには同軸デジタルアウトがあるのを思い出した。それなら家の映画用に買ったAVアンプがあるんだから、それに同軸で出してみようかな・・と思った次第である。ちなみAVアンプはYAMAHA RX-V575、スピーカーはSony SS-CS3。だから音楽でそんなに良い音が出るとは考えていなかった。(追記したので下部を参照して下さい)。

 

まずは接続なんだけど専用の同軸ケーブルなんて持ってない。でもまあ、普通のピンケーブルでもOKなわけだしと思って繋いでみた。曲はひとつだけONKYOのハイレゾサイトで買ってみた「DSD リラクゼーションアルバム」だ。DSF 2.8MHzのもの。

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で、感想。

 

いや、違う。音場が全然違う。目の前のサウンドステージ(って言葉が適切かどうかは分からないが)が濃密に広がってる。もちろん、元々のソースが違うかもってのはある。それでもCDとかと全然違う。どうしてこうなってるのか?って思うくらい。X5のDACが優秀なのか、RX-V575がAVアンプのクセに優秀なのか、SS-CS3が良いのか?

正直に言えば、ソースが違うくらいしか思えない。X5のDACは確かに優秀だと思うけれどポータブル機器だし、他の機材は元々映画を安価に楽しむ用に揃えたものだ。ピュアになんて全然届かないし、音楽用として安いアンプとスピーカーでももっと上だと思う。

 

ついでにFLACのハイレゾ音源の「VIVALDI Four Seasons Love」も聴いてみた。これも今までAirplay経由で聴いていたのと全然違う。こうなるとX5のDAC?とも思えるし、Airplayだと44.1KHz/16bitだった筈だから、そこでダウンコンバートされてることになる。

 

音質についてもうちょっと書くと、何と言うか、音場が楕円形に目の前に広がってる感じ。そこに生々しい楽器の音が濁らないで配置されていると言うか。DSDだって先入観もあると思う。そこは否定しないけれど、家で仕事をしていた家人が「なにこれ?すごく音、良いじゃん。」って言ってきたのでやっぱり違うんだろう。もともとSS-CS3はペアで3万円程度で買える安価なものだ。本当はもっと上のクラス、YAMAHAのスピーカーを買おうと思ったんだけど、テレビも同時期に買ったので予算が無かった。まあ、スピーカーは次ぎで良いかって思ったんだよね。

もちろんSS-CS3は事前に試聴してみていて、映画なら抜群のコストパフォーマンス、音楽だと今一歩だねって結論だった。でも、これだけの音がするならもっと良い機材を揃えてみたい。それが今の率直なところかな。

 

一応、DSDについて分かり安い解説をしているサイトを貼っておく。参考までに。

www.phileweb.com

 

 X5は USB-DACにもなるわけだし、こうなるとちゃんとした同軸デジタルケーブル買いましょ、と思った金曜日の夜でした。

 

追記 2016/01/08

すっかり忘れてました。DSDの同軸デジタル出しは、DSD2.8MHzの場合はPCM 24B/88.2KHzにダウンコンバート、5.6MHzは対応してません。こうなるとラインアウトで出した方が良いのかも。